幸本副支部長

副支部長を拝命しております幸本裕行(昭和56年商学部経済学科卒)です。
そもそも同窓会に顔を出すようになりましたのは、前支部長の沖田先輩が地元新聞の経済部長をしておられた時、私が地元銀行の広報担当だったというご縁で(ちなみに地元に基盤のある自動車メーカー広報担当のK氏も、なんと同窓で同学年でした)、その後沖田先輩が支部長に就任されてからお声がけいただいたのが始まりでした。

それまで仕事も忙しく同窓会といわれてもあまりピンと来なかったのですが・・・それはさておき、私の大学
時代などについて少しご紹介させていただきます。
どうでも良い話なので、つまらないと思われた方、申し訳ありません。先にお詫びいたします。
さて、大学時代、初めて一人暮らしを始めた多くの皆さんが感じたであろう、これで監視の目から解放されたという自由感、「学生さんは良かねぇ」とのお言葉を真に受けた非常識な振る舞いや不摂生などなど、私も思いっきり満喫していたように思います。

こういう中で、まず、入学した時の住み家ですが、学生課に紹介してもらうべく訪問した際(いつかは良く覚えていませんがおそらく入学式の少し前)、「今からではあまり紹介するところはないですよ」と言われてご紹介いただいたのが北方の三畳一間の共同風呂・トイレの間借り部屋でした。そこは、家主のおやじさんが夜な夜な酔っぱらって部屋に押しかけ、色々と小言を聴かされる、また、当時おんぼろの250ccの中古バイクに乗っていたことで、おやじさんから「このあたりに暴走族がおるらしい」と嫌味を言われ、また、部活の先輩が深夜に情けない声で「近くの女子寮ばたたき出された、泊めてくれぇ」と来訪する、云々。
で、ついに意を決し、2年生になる前に、大学近くの不動産屋に行き、アパートを斡旋してもらうことにしたのですが、これが「アカシヤ荘」という木造2階建てのかなりくたびれた代物で、6畳と3畳の二間にトイレ付(押入れの中にさらに扉がありその中にトイレ、もちろん汲取り式というユニークな設計)、ここに卒業までお世話になりました。(卒業前に「学生ハイツ」と少しオシャレな名称に変更されましたが、中身は変わらず

部活の話です。バンドがしたくて「フォークソング愛好会」に入りました。当時、軽音楽系サークルは、バリバリのロック中心の「ナイツ」、ジャズの「K&K」そして「フォークソング愛好会」と3つの同好会があり、当会は所謂「なんでもあり」のバンドの集合体でした。我々の代はフォークソングもですが、むしろウェストコースト・ロックやニューミュージック(当時、松任谷由実やオフコースとかはこう呼ばれていた)に傾倒しており、
その後我々が3回生の時に、かつて一世を風靡した(?)先輩のバンド名を借用し「ウィンドフォールズ」(「棚からぼた餅」の意)に変更しました。
さて、我がバンドはそのうちオリジナルをつくり、アマチュアコンテストに出場するのも目標の一つとなりました。自慢で恐縮ですが、「サウンドウィズコーク」というコンテストでは応募数 百数十のバンドが競い12~3バンドが選ばれる九州大会に、下手なくせに奇跡的に出場できたのが良い想い出です(勿論あえなく惨敗)。また、部活の先輩の想い出も随分とありますが、中でも私が新入生の時、5月になるとM会長が突然学ランを身にまとい、ポケットにウイスキーの小瓶、せった履きといういで立ちで現れ、部員から「またMさんの5月病が始まった」とあきれられていました。
たるんだ精神に活を入れるためだったらしいのですが、真相は未だに謎です。
この会長が書き残した「音楽はハート」という名言は「下手でもハートがあればOK」のメッセージとして今でも忘れられません。
なお、現在、同窓会広島支部で会計を担当しておられる湖山氏とは、同じバンドで同じ学科、クラスも同じで今の家もご近所というまさに奇遇な間柄です。
学生生活は学徒とはほど遠く部活とアルバイトがど真ん中の生活でしたでしょうか。あっ、それから麻雀、パチンコも。
アルバイトの話です。約3年間NHK小倉放送局の報道でアルバイトをしていました。仕事は、各記者クラブから記者が電話で伝えてくる原稿の書き取り、ニューステロップの写植、ライトマン、その他諸々・・・。週1回日勤と夜勤があり、時給は相場からいってあまり高くなかったのですが、週給のバイト料は随分助かったものです。社会人の責任や倫理観をはじめ、報道セクションということもあり、多くことについて少しは学べたように思います。
それからゼミの話と、あとはやはり色恋沙汰でしょうか。エーット、さてさて書きたいのはやまやまなのですが、文字数の制限もあり、そろそろこのあたりで失礼しようと思います。
私の話はさておき、同窓会の皆さん、たまには集まってわいわいやりませんか。
人生経験豊富な諸先輩方との歓談や、異業種交流の場としても、同窓の気安さで藤井新支部長のもと気軽に楽しくやりましょう。
なお、現在、私は広島市内基町にある美術館に勤務しています。名画鑑賞も心の安らぎに良いものです、ご来館の際はお声がけください。

幸本 裕行