沖田先輩の後、支部長になりました藤井英昭(昭和52年法学部政治学科卒)です。
私の学生時代を振り返りますと、入学してすぐ心理学研究会に入部し麻雀という悪い遊びを覚え7月頃からは授業にほとんど出ませんでした。アルバイトに精を出し、小倉競馬場駐車場の誘導や小倉ホテルのナイトレストランのボーイ、鍛治町のシャブシャブの店員、日明港での徹夜の積荷チェック、電話局での回線試験などたくさんやりました。中でも小倉競馬場のバイトは土日昼飯付きで賃金も高く貧乏学生の私にはたいへんありがたかったです。入学した年には第一次オイルショック(石油危機)が起きその年以降数年は就職が大変厳しかった時代でした。フォークソングが全盛で拓郎や陽水の曲が大ヒットし、どこに行っても彼らの曲が有線で流れていました。スポーツ界ではあの長嶋茂雄が引退し、カープが初めて優勝したのはこの頃だったと思います。

3回生になり少し心を入れ替えようと思い、ゼミで山口圭介教授の国際政治論(広島支部の会員名簿には何人か後輩がいて嬉しくなります)を選択したところ希望者はなんと私だけ。教授には久留米のご自宅に招待していただいたり外書購読の仲間とともに麻雀をしたりして、支払いも含めてたいへん可愛がっていただきました。卒業式の後、ご挨拶に伺うと送別会をしてくださいましたが、教授はベロベロに酔っぱらってしまわれ、二人とも3月初めのたいへん寒い中スナックの2階に泊まるはめになりました。毛布が1枚しかなかったので教授に譲り、私はワイシャツ姿でブルブル震えながら寝ました。

大学卒業後は東京に行き、日比谷公園の前にある本社に勤務した時には仕事が大変ハードで身も心も休まるときはありませんでしたが、楽しかった学生時代を思い起こすことでずいぶん救われたような気がします。

趣味は活字を追うことで、ジャンルは政治、経済、社会、法律、不動産、スポーツなど多岐に渡ります。退職後起業することを目標に在職中に宅地建物取引士、マンション管理士、賃貸不動産管理士、2級FPなどの不動産関係の資格を取得してきました。今は「FP・マンション管理士(コンサル業)」をしていますが、会社勤めと違い、自分で稼ぐことの難しさを改めて感じています。若いときはスポーツも結構得意で、硬式テニスの世田谷区民大会でベスト8に入ったこともありますが、15年前ぐらいから急に体力が落ち、昔のようにパフォーマンスが発揮できなくなったのでラケットをメルカリで売りました。ゴルフも目の調子が良くないとの理由で(本当は沖田さんに勝てないのが悔しくて)3年前に道具一式をレプトンで売りました。体力が落ちていくのは寂しいものです。

さて同窓会は関係者の御尽力により今年4月から法人化され組織力が大幅に強化されました。
これを機に北九州市立大学同窓会が更に発展していくことを私も心から願っています。広島支部は支部の中でも福岡支部についでたくさんの会員を抱える支部として、本部から見ても期待は大きいと思います。コロナに縛られた生活も3年になりますが一向に収束する兆しが見えません。こんな状況でどれだけ満足いく支部活動ができるかわかりませんが、皆さんのお知恵を借りながら、楽しい支部活動にしていきたいと思います。ご協力をよろしくお願いいたします。同窓会を通して一期一会を大切にしていきましょう。